チェリッシュは、愛知県出身の夫婦デュオで知られる歌手グループ。
老若男女誰にでも親しめる清純なメロディーと歌唱力で人気を博し、1970年代を中心にヒット曲を飛ばし、現在も活躍している夫婦デュオである。名の由来は、アメリカのバンドアソシエイションの1966年の同名のヒット曲による。
1968年、松崎好孝を中心に名古屋で結成。当初は4人組であり、1970年に松井悦子が加入し5人組となった。1971年に第一回全国フォーク音楽祭全国大会に出場していたところをビクターレコードにスカウトされる。
1971年に「なのにあなたは京都へゆくの」でデビュー。1972年の「ひまわりの小径」から松崎、松井のデュオとなった。1973年に代表作「てんとう虫のサンバ」をリリース。この曲は現在も結婚式などで歌われているほど定着している。ほか「若草の髪かざり」「避暑地の恋」「白いギター」「恋の風車」「ふたりの急行列車」など、多数のヒット・ソングを飛ばした。
その後、1977年に二人は結婚。家庭生活のために、歌手活動に制限がかかるも、アメリカでの活躍・全国ツアー・テレビ出演などを順調にこなし、現在にいたる。
Cherish / チェリッシュのアルバム
発売年 | タイトル | 備考 | |
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1 | 1971年 | なのにあなたは京都へゆくの | 収録曲の半数は洋楽カヴァー |
2 | 1972年 | II(セカンド)アルバム | 5人時代のメンバーの作品と渡辺貞夫、北山修、加藤和彦等による提供曲が混在 |
3 | 1972年 | ひまわりの小径 | 当時ヒットしていた和製フォークのカヴァーが中心 |
4 | 1972年 | ベスト・コレクション | 名目上ベストアルバムだが、収録曲の約半数が新録音のカヴァー曲 |
5 | 1973年 | 春のロマンス | 「てんとう虫のサンバ」はここからのリカットシングル |
6 | 1973年 | スーパー・デラックス | ベスト盤。40万枚を超えるセールスでNo.1獲得 |
7 | 1973年 | 小さな恋の物語 | |
8 | 1973年 | ベスト・コレクション’74 | 新曲1曲収録のベスト盤。2作目のNo.1獲得 |
9 | 1974年 | チェリッシュ・ライヴ | |
10 | 1974年 | メルヘンの旅 | |
11 | 1974年 | グランド・デラックス | 当時の歌謡曲のカヴァーを中心に収録した異色作 |
12 | 1974年 | ベスト・コレクション’75 | 2枚組4面のうち1面を新録音によるカーペンターズのカヴァーに割いたコンピ盤 |
13 | 1975年 | つれづれ草 | |
14 | 1975年 | ナッシュビル | タイトル通りナッシュビル録音盤 |
15 | 1975年 | チェリッシュ・ライブ -愛のメッセンジャ- | |
16 | 1975年 | チェリッシュ・ベスト・コレクション’76 | フルオーケストラをバックに収録した新録音のベスト盤 |
17 | 1976年 | 愛の日々に捧げる | |
18 | 1976年 | 夕映えの恋人達 | |
19 | 1976年 | リメンバー/チェリッシュ・ベスト・コレクション | 実質上は新録のカヴァー・アルバム |
20 | 1977年 | チェリッシュ・フォーク・コレクション | ニューミュージックの時代に差し掛ってきたシーンを象徴する曲のカヴァー・アルバム |
21 | 1977年 | FROM THE FIRST | |
22 | 1977年 | 昭和わらべ唄 | 寺山修司作品を歌った異色作 |
23 | 1978年 | 愛/チェリッシュの新しい世界 | 吉田正の書き下ろし作品を取り上げた企画もの |
24 | 1978年 | サンセット’78 | 吉田正の過去の作品をロサンジェルスにて録音したカヴァー・アルバム |
25 | 1979年 | 夢想花 | ニューミュージックがメインストリームになったことを感じさせるカヴァー・アルバム |
26 | 1979年 | BLUE MAGIC | |
27 | 1980年 | 奈津子 | 五木寛之の小説「四季・奈津子」の世界を表現したトータル・アルバム |
28 | 1981年 | 二人歩き/CHERISH LIVE | |
29 | 1986年 | DAY DREAM | |
30 | 1996年 | ワンダフルデイズ | |
31 | 2008年 | L.O.V.E. | 2007年録音の、セルフカヴァーも含む70年代のフォークの時代を飾った曲をカヴァーした4枚組ボックス |
32 | 2010年12月 | 四季詩 ‐美しい日本の四季と名曲- | 歌手40周年記念アルバム。同世代から子供・孫へと世代をこえて残したい名曲・愛唱歌を歌う記念アルバム |